浮気調査には、張り込みや聞き込みなど地道に調査する方法のほかに、アプリを使う方法があるのを知っていますか?
アプリを使った浮気調査は、GPS機能を使って相手にバレずに行動を監視できるほか、自分で浮気調査をしたい場合にもスマホからこっそり監視できるのがメリットです。
ですが、デメリットや使用することによる何らかのリスクがないわけではありません。
浮気調査に使えるおすすめのアプリにはどんなものがあるのか、また、アプリを使用するメリットとデメリット、使い方によっては自分の身に降りかかるリスクについて詳しくみていきましょう。
浮気調査に使えるスマホ内部監視アプリおすすめ5選!
浮気相手とのメール(LINE)のやり取りや通話など、GPSだけでは明確にできない浮気の証拠を集められるアプリを紹介していきます。
ケルベロス
ケルベロスは、GPSで現在地の確認や、移動した経路の記録ができます。遠隔操作で録音や撮影が可能なほか、録音したデータのダウンロード、SNSや通話の履歴の確認、登録名の確認も可能。
遠隔操作で対象者の端末から電話をかけたり、端末をロックしたりできます。本来は、子どもの防犯のためのアプリですが、現在は浮気調査アプリとして人気があります。
・料金:1デバイス5ユーロ/年、登録後7日間は無料
・対応OS:Android
(関連記事:危険すぎる浮気調査アプリ「ケルベロス」の使い方とデメリット!)
mSpy
mSpyは、iPhone・Androidの両方に対応するアプリで、GPSによる追跡、メール、通話履歴やアドレス、保存された写真や動画などを監視することができます。
また、遠隔操作で録音や撮影が可能、Web閲覧履歴やSNSアプリも確認できるのが特徴です。SNSでどんなやり取りをしたのかまですべて把握することができます。
・料金:基本プラン$29.99、プレミアムプラン$69.99、7日間無料トライアルあり
・対応OS:iPhone、Android
(関連記事:浮気調査に「mSpy(エムスパイ)」は不向き?使い方とデメリットを徹底解説!)
Pushbullet
Pushbulletは、スマホとパソコン間でファイルやメッセージ、リンクを相互にプッシュ送信できるWebサービスで、ファイル操作やマップ情報の共有が浮気調査に活用できます。
SNS上のトーク画面のスクリーンショットの撮影や、マップ情報を共有することで移動経路を調べることができます。
・料金:無料、別途有料のPushbullet Pro($4.99/月)あり
・対応OS:Windows、Android、iOS
AirDroid
AirDroidは、あらゆるデバイス間でファイル交換できるアプリです。
有料のプレミアムユーザーになると、リモートモニタリングに対応し、アプリをインストールしたデバイスの周囲をリモートカメラで監視、音声のみの確認もできます。
そのほか、パソコンから直接スマホを管理でき、テキストの送受信、遠隔操作で電話をかける、スマホのアプリの監視にも対応しています。
・料金:無料、プレミアムユーザー $2.5/月
・対応OS:iOS、Android、Windows、MacOS
Phonedeck
Phonedeckは、パソコンからスマホ端末を監視するアプリで、GPSによる位置情報の取得や追跡、遠隔操作ができます。
また、通話頻度をグラフ化する機能があり、頻度の高い連絡先を特定することにも役立ちます。
ただ、使用するたびに対象者の端末に通知が表示されるので、あらかじめ通知をオフにしなければ浮気調査での利用は難しいでしょう。
・料金:無料(アプリ内課金あり)
・対応OS:Android
浮気調査に使えるGPSアプリおすすめ6選!
浮気調査の基本ともいえるパートナーの位置情報を確認できるGPS機能を持ったアプリを紹介します。
Prey Anti Theft
Prey Anti Theftは、GPSによる位置情報の取得や追跡、必要に応じてアラームを鳴らすアプリです。
特定の場所からスマホ端末が移動すると通知するよう設定が可能、浮気相手と合流しそうな場所を設定しておけば浮気現場をおさえることに役立つでしょう。
また、カメラ機能を搭載しているので、現場の様子の確認や撮影ができます。ただ、撮影時にシャッター音がなるので使う際には注意が必要です。
・料金:無料
・対応OS:Android、iOS
life360
life360は、GPSによる位置情報の取得と追跡機能があるアプリで、対象者のスマホ端末にインストールして使用します。
対象者のスマホにインストールできない状態だとアプリの利用自体も難しくなるでしょう。
メッセージの送受信、特定位置からの出発や到着の通知が主な機能で、有料プランを利用すると対象の行動履歴を30日間記録&閲覧できるようになります。
・料金:無料(アプリ内課金あり)
・対応OS:Android、iOS
Track View
Track Viewは、スマホ端末をセキュリティカメラとして使用できるアプリで、アプリにはカメラ機能とGPSによる位置情報の取得や追跡機能が搭載されています。
カメラレンズとGPS機能があるスマホ端末に、アプリをインストールして使用します。アプリ内のすべての機能を使用するには有料となるので注意が必要です。
・料金:無料(アプリ内課金あり)
・対応OS:Android、iOS
友達を探す
友達を探すは、そもそもiPhoneに初期搭載されているアプリで、リアルタイムで位置情報を知る、位置情報の通知を受けることが主な機能です。
位置情報の確認はお互いの連絡先を使用するので、知り合いのみのやり取りが基本です。iPhoneのほかにiPadやiPodなどApple製品に対応している点もポイントでしょう。
ただ、位置情報の共有をストップしたり、通知を止めたりできるので、浮気調査には向かないと面もあります。
・料金:無料
・対応OS:iPhone
Phone Tracker
Phone Trackerは、GPSによる位置情報の取得ができるアプリです。対象者と浮気調査をしたい人の双方にアプリをインストールして使用します。
位置情報のみを監視したい方には精度の高い情報を提供できますが、カメラ機能や録画・録音などの機能が欲しい方には物足りない一面もあるでしょう。
普段から位置情報を把握しておきたい、浮気を軽く疑っているという方におすすめのアプリです。
・料金:無料(有料版あり)
・対応OS:iPhone
Zenly
Zenlyは、対象者と調査する側の双方でアプリのインストールが必要になるものの、対象者の位置情報、移動中か滞在中科の確認、相手のバッテリー残量、移動履歴の確認などができます。
お互いにアプリ内で友達登録をしなければ利用できませんが、位置情報の把握や浮気防止のための抑止力として活用できるでしょう。
ただ、ゴーストモードを使われると位置情報の共有が一時停止するので注意が必要です。
・料金:無料
・対応OS:iPhone
スマホにインストールすのではなく、実際のGPS発信機を取り付けたい場合は「浮気調査に有効なおすすめGPS発信機。選び方や取り付け方を徹底解説」のページをご覧ください。
浮気調査にアプリを使うメリット
自分でパートナーの浮気の有無をはっきりさせるにはアプリの利用は非常に有効な手段です。
行動や通話、メッセージの内容がわかる
浮気調査にアプリを使うことは、対象者の行動はもちろん、通話やメッセージの内容を把握できるメリットがあります。
いつ、どこで、誰とという決定的な証拠を押さえることにつながるので、うまくいけば浮気現場をおさえることもできるでしょう。
アプリによっては、通話頻度の高い連絡先をピックアップでき、浮気相手を絞り込むこともできる便利な機能もあります。
相手の嘘を見破れる
対象者が自分の前でどんな嘘をついていたとしても、アプリからは異なる内容の証拠がでてくるため、嘘を見破ることができます。
今日は、会社の同僚と飲んできたと言われたとしても、アプリでは別の場所にいた証拠があれば簡単に嘘だとわかるでしょう。
ただ、嘘だとわかったからといってすぐに問い詰めるのではなく、少し泳がせてから確実な証拠を押さえることをおすすめします。
浮気調査にアプリを使うデメリット
浮気調査にアプリはメリットばかりではありません。最悪の場合、あなたの状況が不利になったり、パートナーから訴えられる可能性もあります。
法律違反(犯罪行為)になるリスクあり
浮気調査に使えるアプリのほとんどは、対象者のスマホ端末にアプリをインストールして使用するタイプです。
この場合、了解を得てインストールせずに内緒でインストールしなければならないため、この行為が「不正指令電磁的記録供用罪」や「不正アクセス禁止法違反罪」に触れるおそれがあります。
「不正指令電磁的記録供用罪」は、他人のパソコンやスマホなどにウイルスを入れることを禁じる法律なのですが、この法律に触れた場合は罰則が設けられています。
「不正アクセス禁止法違反罪」は、アクセス権のないネットワークに侵入する行為を禁止するもので、違反した場合はこちらも罰則が設けられています。
実際にこれらの法律に抵触した事例がいくつかあり、無断で対象者のスマホやパソコンにアプリをインストールして、遠隔操作でスマホ内のSNSを閲覧して罪に問われたケースが報道されています。
仮に、事前に許可を得たとしても、相手のプライバシーの侵害になることや、同意した範囲以上のアプリの使用は罪に問われる可能性があるので注意してください。
相手から訴えられる可能性がある
対象者がアプリの存在に気付いたときは、対象者からプライバシーの侵害や「不正指令電磁的記録供用罪」や「不正アクセス禁止法違反罪」などの内容で訴えられる可能性があります。
やはり、どんなに夫婦だと思っていた関係でも、勝手にスマホを介して監視されていたことがわかれば不快な思いをするし、人によっては謝って済まない問題と受け取ります。
訴えられた場合は言い訳ができない状態となるので、非常に大きなリスクを抱えていることを忘れないでください。
バレたら相手との関係が悪化する
アプリを勝手にインストールしたことが対象者にバレた場合、対象者との関係が悪化する恐れがあります。
実際に浮気をしていたならともかく、浮気をしていなかったのにアプリを勝手にインストールしたことがバレた場合は、信頼関係の再構築は難しくなるでしょう。
裁判に有利になるほどの確固たる証拠は集められない
アプリで得た浮気の証拠は、法的に有効になるとは限らないことを覚えておきましょう。裁判では、違法に入手した証拠は証拠として認められない可能性があるのです。
アプリの使用そのものが違法だと認められた場合、どんなにはっきりした証拠があったとしても認められないのです。
また、対象者が浮気相手と一緒にホテルに入るシーンの写真や動画なら、まだ証拠として扱ってもらえる可能性があるものの、GPSで居場所を特定しただけの場合は証拠にならないことがほとんどでしょう。
まとめ
今回は浮気調査に使えるアプリを紹介しました。ほとんどのアプリが本来は子どもの防犯や、スマホの防犯目的で開発されたアプリでしたね。
ですが、無料のアプリも多く、優れた機能を持つアプリもあり、防犯目的のみではもったいない、浮気調査にも取り入れた方が良いアプリもたくさんありました。
アプリを私的に使うことは悪いことではありませんが、浮気調査のために無断で使用することは法律に抵触する恐れがあるので十分に注意してくださいね。
浮気調査をするなら、自力で調べるよりもプロに依頼する方が良い場合もあります。状況を良く考えて把握した上で判断することをおすすめします。